害獣がいる?足跡から、近くにいる害獣を特定!しっかりとご紹介

野生の害獣は、非常に警戒心が強く、また昼間は寝ており夜に活動をすることが多い為、昼間に見つけることは困難とされています。夜に庭に植えた野菜や果物を食べられてしまうなどの被害も多く報告をされています。そんな害獣ですが、足跡やフンから何が近くにいるのか、分かることがあります。
今回の記事では、害獣の足跡を説明し、足跡の形からどういった生き物が近くにいるのかを分かるようにします。

ハクビシン

ハクビシンの足跡の特徴としては、

  • 5本の指があること
  • 前足の大きさは約5~6cmほどであること
  • 後ろ足の大きさは約7~10cmほどであること
  • 前足の後ろ側の角が丸くなっていること

 

上記が挙げられます。また、ハクビシンの足跡は前後で大きさが異なるために分かりやすい傾向にあります。また、近くの木に爪を引っ掛けた跡があればハクビシンが近くに潜んでいると推測できます。

アライグマ

アライグマの足跡の特徴としては、

  • 5本の指があること
  • 足跡の大きさとしては、約4~7cmほどであること
  • 前足と後ろ足で大きさが異なること
  • 目立たないが小さな爪があること
  • 掌球と指球がくっついていること

 

上記が挙げられます。アライグマの足跡は、前足は比較的人間の手のひらの形に似ていると言われています。またアライグマは立ち止った際に、後ろ足の踵を付けるために後ろ足の足跡は比較的縦長になる傾向があります。アライグマの足跡の特徴は比較的分かりやすいものということができます。

テン

テンの足跡の特徴としては、

  • 5本の指があること
  • イタチの足跡の似ていること
  • 足跡の大きさとしては、約3~4cmほどであること
  • 地面に指先までくっきりと足跡が残る傾向にあること

 

上記が挙げられます。テンとイタチの足跡はよく似ているために、間違えてしまうことも多くありますが、テンの足跡の方がイタチの足跡に比べてやや大きいので、大きさから見極める必要があります。また、イタチの足跡は残りづらいために非常に分かりづらいですが、テンの足跡は比較的、土にくっきりと残るために分かりやすいかと思われます。

イタチ

イタチの足跡の特徴としては、

  • 5本の指があること
  • テンの足跡と似ていること
  • 肉球が離れた位置にあること
  • 足跡の大きさとしては、約2~3cmほどであること

 

上記が挙げられます。イタチの足跡の特徴は、手のひらが指の位置と少し離れた箇所にあることです。また、イタチの体重が軽いために比較的足跡は薄くなる傾向にあります。残る場合も限られており、水田の近くや、水辺に時折残る程度なので、見つけることは非常に困難とされています。

アナグマ

アナグマの足跡の特徴としては、

  • 肉球の数が非常に多くあること
  • 長く鋭い爪があること
  • タヌキやキツネの足跡に比べて横幅が広いこと
  • 足跡の大きさとしては、約4~6cmほどであること

 

上記が挙げられます。アナグマは、巣穴を掘るため、またエサであるミミズを捕食するために前足の爪が非常に鋭く発達をしています。肉球自体が非常に複雑な構造をしている為、個体によっては8個以上の肉球を確認することもできます。足跡が残された環境によっては、アナグマかどうかの判断を付けることも難しい場合もあります。もしアナグマの足跡らしきものが合った場合には、足跡の横幅の広さから判断をする様にすると良いでしょう。

ここまでで、代表的な害獣と呼ばれる生き物たちの足跡と足跡にかかる特徴の説明をしてきました。次に、こういった足跡を見つけた際にどうすれば良いのかを記述を行っていきます。

もし庭で足跡を見つけたらどうすれば良い?

足跡を庭など、住宅の近くで見つけた場合は、住宅に害獣がいる可能性は非常に高いと思われます。ですので、まず屋根裏や天井裏など害獣がいると思われる場所にフンや尿が無いか、臭いがしないかのチェックをする様にしましょう。「足跡はあるけど他の場所に行っただろう」「実際の被害がないからまだ放置していても問題はないだろう」と思っている間に、害獣は確実に何か悪さをします。また、放置をする期間が長ければ長いほど、土地の資産的価値も下がるため、害獣の足跡を見つけた際には、なるべく早めの対応が必要になります。

自分でできる対策として、エサになるものをなるべく早めに回収・撤去を行う、隠れる場所をなくす、侵入してくる場所を修理するといった方法があります。また、最近では通販やホームセンターで害獣を追い払うための商品が販売されています。それらの商品をうまく活用することで、害獣を追い払うことができます。一時的に追い払った後で、巣が無いかの確認、マーキング箇所がある際にはフンや尿がある部分を清潔な状態に戻す様にしましょう。
また、定期的にプロの専門業者に依頼をし、点検をしてもらうことで害獣が住宅に潜んでいるかを見てもらうことができます。また、対策などもより詳しくアドバイスをしてもらえるためにおすすめをしています。
もし、何かお困りごとがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。