ネズミ駆除を自力で行う方法を紹介!3つの代表的な駆除剤の特徴も解説します!

 

ネズミを自力で駆除するには、市販の駆除用品を使って行うのが簡単です。
ネズミ駆除の用品はさまざまな物がありますが、次の3つがおすすめです。

  • くん煙剤
  • 毒餌(どくえ)
  • 粘着シート


初めてネズミ駆除をする方は、どれが良いか迷いますよね?
そこで、今回はそれぞれの駆除用品の特徴をお教えします。

くん煙剤でネズミ駆除をする方法

ネズミを駆除する際に、くん煙剤を使う方法が最も簡単です。
くん煙剤は煙が広がるため広範囲に効果があり、ネズミの通り道が分からない方でも使いやすい製品です。

覚えておくべきことは、くん煙剤はあくまで忌避材(きひざい)ということです。
忌避材とは、害虫や害獣を寄せ付けないことを目的にした薬剤のことをいいます。
ネズミを追い出す効果はありますが、完全に駆除する物ではありません。
その為、ネズミの死骸を処理したくないという方には向いています。

ちなみに、バルサンを使ってネズミ駆除という記事を見かけることがありますが、表現に誤りがあります。
害虫駆除のバルサンはありますが、ネズミなどの害獣駆除ができるバルサンは存在しません。
くん煙剤は全てバルサンだと思っている方も多いですが、それは間違いです。
バルサンはレック株式会社が販売している、害虫駆除用くん煙剤のブランド名です。

くん煙剤の注意点

くん煙剤を使用するときは、次の点に注意して下さい。

  • 火災報知器はビニール袋などを被せて、薬剤が直接かからないようにする
  • ペット・飲食物・電子機器・食器類・子どものおもちゃなどにも、薬剤がかからないようにする
  • 蒸散が開始してから2時間以上は放置する
  • 使用後は十分に換気を行う

毒餌でネズミ駆除をする方法

ネズミの駆除方法の中で、もっとも効率的に対処できるのが毒餌(どくえ)です。
ネズミ用の毒餌は殺鼠剤(さっそざい)と呼ばれます。
殺鼠剤はエサ場や通り道に仕掛けておき、それを食べさせることで駆除をするものです。
ただし、ネズミは餌を巣に持ち帰って蓄える、貯食行動(ちょしょくこうどう)をする動物です。
エサが無くなっても、すぐに食べていないこともあるので、根気強く待ちましょう。

殺鼠剤には代表的な3つの種類があります。

  • 投げ込み型
  • トレー型
  • ブロック型


それぞれの設置方法や特徴を紹介していきます。

投げ込み型

投げ込み型の殺鼠剤は、袋の中に毒餌が入っています。
袋を破らずに、天井や床下などに投げ込むだけで完了です。
注意点としては、投げ込みタイプは濡れているところでは使用ができません。
雨で濡れるような場所への設置もしないようにしましょう。

トレー型

トレー型の殺鼠剤は、トレーの中に毒餌が直接入っているタイプです。
ネズミの通り道や餌場に置いておくだけで、濡れているところにも設置ができます。
殺鼠剤が無くなったところは、食べなくなるまで補充を行いましょう。
餌が露出しているので、お子さんやペットが口にしないように注意しましょう。

ブロック型

ブロック型の毒餌は餌を固めたもので、濡れている場所でも使用ができます。
使い方はトレー型と同じで、ネズミの通り道や餌場に置いておくだけです。
トレー型の場合は小さい餌が入っているので、誤ってエサをトレーからこぼすこともあります。
しかし、ブロック型であれば散らかしてしまう危険性はありません。

 

粘着シートでネズミ駆除をする方法

粘着シートは、捕獲効率が高い商品です。
殺鼠剤と組み合わせて使用することで、効果を高めることもできます。
使用方法も簡単で、ネズミの通り道に粘着シートを置いておくだけです。
しかし、設置の仕方を間違えると、思ったような効果を得る事ができません。
ここでは、粘着シートを設置するポイントをお教えします。

端の方に設置する

ネズミは壁際や物陰を通る性質があります。
粘着シートを設置する際は、ネズミが通る端の方や物陰に設置しましょう。

新聞紙を敷いた上に設置する

ネズミの足が濡れていたり油などが付いていると、粘着シートにくっつかない場合があります。
新聞紙を下に敷いておくことで、水分や油をふき取り捕まえやすくなります。

複数枚、設置する

粘着シート1枚だけでは、捕獲しきれずに逃がしてしまう場合があります。
その為、複数個所に設置したり、1か所につき3~5枚以上を並べて設置するようにしましょう。
そうすることで、大型のネズミや極端に汚れたネズミを確実にとらえることができます。

 

ネズミが与える悪影響

ネズミは人とモノに対して、悪影響を与える動物です。
ネズミを放置することで引き起こされる病気や、モノの被害を紹介していきます。

ネズミが原因となる病気

ネズミはさまざまな細菌やウィルスを持っており、病気を引き起こす原因にもなります。
ネズミやネズミのフンが原因となる病気は下記の通りです。

  • 食中毒症(サルモネラ菌・パラチフス菌)
  • ウイルス性肝炎
  • ツツガムシ病
  • 鼠咬症(そこうしょう)
  • レプトスピラ症


このような病気以外にも、ネズミにかまれたことが原因で死亡した事故も発生しています。

ネズミが原因となるモノの被害

ネズミの歯は常生歯(じょうせいし)と呼ばれ、一生伸び続ける特徴があります。
ネズミがさまざまなモノをかじるのは、歯が伸びすぎないように削っている為です。
家の中でネズミの被害が多いのは下記の部分です。

  • 柱や家具などをかじる
  • 電気コードなどを噛み切る
  • 食材を食べる
  • 衣類に穴をあける


電気コードをかじられると、火災に発展する危険性もあります。
ネズミが発生した場合は、必ずすぐに対処するようにしましょう。

ネズミ駆除ならプロにお任せ

今回は、ネズミを自力で駆除する方法をお伝えしました。
ネズミは警戒心が強く、学習能力が高い動物です。

一時的な駆除ができても、また新たな侵入経路から現れることがあります。

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