ゴキブリは逃げ足が早く、見つけた次の瞬間には見失ってしまうこともありますよね。
逃げたゴキブリは素早く駆除しないと、500倍以上に増える可能性があります。
また、ゴキブリは菌を身にまとった状態で動いており、家中に雑菌をばらまいているのです。
そこで、今回はゴキブリを見失った場合の対処法と駆除の方法をお教えします。
ゴキブリがどこにいるか分からない場合の対処法
ゴキブリが逃げた場合は、慌てずに静かに探しましょう。
ゴキブリは人間の気配を感じることができるので、危険を察知して見つからないように逃げています。
ゴキブリが苦手だからと、見つけた瞬間に焦ってしまい、バタバタ動いては見つけることができません。
また、駆除しようと思った時には、どこに逃げ込んだのか分からないということもあるでしょう。
その際は、次に紹介するゴキブリが隠れやすい場所を探してみてください。
ゴキブリが隠れやすい場所
ゴキブリは臆病で警戒心の強い生き物です。
逃げたゴキブリは、明るい場所や人の気配がある場所にはほとんど現れません。
そこで、ゴキブリが隠れやすい場所について説明していきます。
ゴキブリが隠れやすい4つの特徴
室内でゴキブリが隠れやすい場所には、4つの特徴があります。
- 暗い
- 狭い
- 温かい
- 湿気が多い
それぞれの条件に当てはまる場所は、私たちの家の中にいくつも存在しています。
家の中でゴキブリが隠れやすい場所
室内でゴキブリが隠れやすいのは、次にあげるような場所です。
- 流し台・排水溝
- 洗面所・浴室
- 家電の中・下・隙間
- エアコンの中・裏側
- 観葉植物
- 新聞・段ボール
上記の場所以外にも、隠れやすい条件が1つでも揃っていれば、ゴキブリが潜んでいるかもしれません。
ゴキブリの駆除方法
ゴキブリを駆除する際は殺虫剤を使用しますが「スプレー式」と「置き型」の2種類があります。
ここでは、それぞれの効果的な使い方を説明していきます。
スプレー式殺虫剤の使用方法
スプレー式の殺虫剤を使用する際に、失敗すると次のような危険があります。
- スプレーを噴射したけど逃がしてしまった
- 自分の方に向かってゴキブリが飛んできた
このような経験をしないためにも、次の3つのポイントを覚えておきましょう。
①ゴキブリにスプレーをする場合は、背後から噴射する
ゴキブリにスプレーをする際は、ゴキブリの背後にまわって行いましょう。
正面からスプレーを噴射すると、自分の方に向かって逃げてくる場合があるからです。
ゴキブリは前にしか進めない生き物なので、後ろから駆除する方が良いでしょう。
②壁や天井にいる時はスプレーを使用しない
ゴキブリは飛ぶことができます。
長距離を飛ぶことはできませんが、最大で5メートルほどは飛行すると言われています。
また、ゴキブリは高い所から低い場所へ飛行する性質があります。
そのため、壁や天井にいる時にスプレーをすると、自分自身に向かって飛んでくる危険性があります。
③2回スプレーを噴射する
スプレー式の殺虫剤は製品によって、即効性に差があります。
基本的には、ゴキブリに向かって3秒前後噴射したら、いったん止めましょう。
大型のゴキブリだった場合は、6秒ほどスプレーを噴射しましょう。
長時間のスプレー噴射は、頭痛や吐き気など、人体にも悪影響になる可能性があるからです。
1回目のスプレーが当たってひっくり返っていても、生命力の高いゴキブリはまだ生きています。
ゴキブリがひっくり返ったら、追加でスプレーを噴射します。
ゴキブリの動きが完全に止まったら、駆除作業は完了です。
置き型殺虫剤の使用方法
置き型の殺虫剤を使用する場合は、設置方法や設置場所が重要です。
ポイントとしては、できるだけ複数個所に設置を行うようにしましょう。
室内で設置する場所は、先程「ゴキブリが隠れやすい場所」で紹介した水回りや家具家電の隙間などです。
それ以外にも、ゴキブリがよく出る場所に設置して下さい。
また、玄関・窓際・室外機など、ゴキブリの侵入経路にも駆除剤を置くとより効果的です。
ゴキブリが勝手に出ていく可能性は低い
ゴキブリが苦手な方からすると、自分で駆除せずに勝手に出て行って欲しいかと思います。
しかし、ゴキブリが勝手に出ていくことは、ほどんどありません。
なぜなら、あなたの家にはゴキブリの隠れ家以外に「豊富なエサ」があるからです。
ここでは、ゴキブリの餌についても解説していきます。
ゴキブリの餌になるもの
ゴキブリは雑食で、基本は何でも食べます。
下記は家の中にある、ゴキブリが餌にする物の一例です。
- 油
- お菓子
- ジュース
- ビール
- 水
- 髪の毛
- ホコリ など
これ以外にも、食べ物に困ればフンや死んだ虫を食べることもあります。
また生存力が高いので、水分さえあれば1ヶ月~1ヶ月半生き延びることも可能です。
ゴキブリを放置していると500倍以上になる⁉
ゴキブリは生存力が高いだけでなく、繁殖力も強いのが特徴です。
放置していると、とんでもない数に繁殖してしまいます。
一般家庭でよく見かけるクロゴキブリの場合、メスは1度の交尾で15~20回の産卵が可能です。
1回の産卵で、22~28個の卵が入った卵鞘(らんしょう)を1つ産み落とします。
つまり、メス一匹を逃がしたことで、330~560匹のゴキブリが産まれる可能性があるということです。
「見失ったけど、まぁいいか!」と思えるレベルではないかと思います。
ゴキブリを見かけた場合は、すぐに駆除をすることが大切です。
ゴキブリ駆除ならプロにおまかせ
今回は、ゴキブリが隠れやすい場所と駆除の方法をお伝えしました。
外から侵入したのが1匹だけであれば、駆除した後はしばらく安心です。
しかし、ゴキブリは1匹いたら100匹いると言われていますし、実際の繁殖力はそれ以上です。
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