モグラ対策にガムは有効?モグラの生態を踏まえ、効果的な3つの対策をご紹介!

モグラは可愛い見た目に反して畑や庭を荒らし、景観を損ねたり、農作物をダメにしてしまう害獣です。小さいお子様だと穴に足を取られ、ケガをしてしまう恐れもあります。

過去には雑誌でもモグラ対策の1つとして、ガムを使う方法が紹介されたことがありました。しかし、実際はあまり効果を期待できません。

今回の記事では、モグラの生態を理解したうえで、効果的な対策を3つご紹介します。

モグラによる被害を食い止め、大切な庭や農作物を守るために、ぜひ参考にしてください。



モグラの生態を知る

モグラを駆除する方法の前に、まずはモグラの生態を知っておきましょう。モグラの特徴を理解すれば、対策の効果を高めることができます。

モグラが巣を作る場所

モグラは栄養豊富な土壌を選んで巣を作ります。具体的には、野菜や花・芝生が生えてる場所です。そういった場所にはエサとなるミミズをはじめ、昆虫類がたくさん生息しているので、モグラにとって最高の住処になります。

また、地中は雨水に弱いので、雨水が入ってこない木の根元も巣にされやすいです。

100%肉食で大食い

モグラは野菜を食べることはなく、主なエサはミミズやナメクジなどで、100%肉食動物です。また、踏み固められた土を掘り進むため、爪や腕は発達して非常に強い力を持っています。その分、エネルギー消費量も凄まじく、12時間以上エサを食べないと死んでしまうので、冬眠もせずに食料を探し続ける大食漢です。

嗅覚と聴覚が発達している

一生のほとんどを土の中で過ごすモグラは視覚が退化している代わりに、嗅覚と聴覚が発達しました。特に、鼻に備わっているアイマー器官は、地中を動き回るミミズの僅かな振動をキャッチできます。これのおかげで、モグラは地中でもエサを見失うことがありません。

穴には本道と支道の2つがある

モグラは畑や庭の広範囲に穴を掘り進めますが、その全てを通るわけではありません。トンネルは「本道」と「支道」の2つに分類されます。本道は、エサとなるミミズを狩るために使われ、頻繁に使用するトンネルです。一方の支道はエサを保管したり、たまに敵から身を守るために使うこともあれば、全く使っていない通路もあります。


モグラ駆除を失敗しないための2つの注意点

いくつかモグラ対策法はありますが、いずれの方法でも2つの注意点を頭に入れおきましょう。これを知らずにモグラ駆除を試みても、失敗に終わる可能性が高いです。

①モグラが頻繁に通る本道を見つける

モグラが作ったトンネルは本道と支道の2つに分けられましたが、駆除するには本道を見つける必要があります。せっかく購入し、時間をかけて設置した罠も、モグラが通らない場所にあっては効果がありません。

本道の見つけ方

モグラは掘った土を、地上に捨てる習性があります。捨てられた土によってできた山は「モグラ塚」と呼ばれ、本道を見つけるには、まずモグラ塚を探します。モグラ塚を見つけたら土を踏みつけて、平らにしておきましょう。平らにした場所が本道ならば、モグラはスムーズに通るために再び穴を掘るので、またモグラ塚ができているはずです。

②罠に人間の匂いがつかないようにする

モグラは嗅覚に優れ、警戒心が強い動物です。人間の匂いがついていると、罠だと勘付かれて効果が落ちてしまいます。罠を設置するときは、ゴム手袋やトングなどを使い、直接手で触れないようにしましょう。


モグラによる被害の一例

モグラは害獣であると言いましたが、放置し続けることでどのような被害をもたらすのか、実際の被害例から理解しておきましょう。

植物を枯らしてしまう

モグラは土壌が豊かな場所を好み、畑や庭に巣を作って農作物や植物をダメにします。モグラは肉食なので、農作物を食べることはありません。しかし、モグラが掘った穴を通って、ネズミが農作物を食い荒らします。また、畑の益虫であるミミズが減ってしまうと土の質が悪くなり、植物の育ちが悪くなります。

足場が悪くなり、ケガをする

モグラはエサを求めて、公園や庭などにも穴を掘ります。人が歩いたり、走ったりする場所ですので、過去には足を取られて転倒する被害もありました。

そして、モグラの穴は見栄えも良くありません。景観が損ねられ、ご自宅やお店の庭だと特に気持ち的に辛くなります。


モグラがガムを食べる可能性は低い

モグラは肉食なので、ガムを食べる可能性は決して高くありません。しかし、いくつかある対策の中で、最も安価で試せる方法です。効果があればラッキーぐらいの感覚で、まずやってみるのは良いと思います。

モグラがガムを食べるとされる理由

モグラは嗅覚に優れているうえ、甘い香りが大好きです。だから本来、食べる必要がないガムでも誘惑に負けて食べてしまいます。そして、ガムの成分である酢酸ビニル樹脂を消化できずに腸閉塞を起こし、餓死させるのが狙いです。

モグラ対策の3つの方法

ガムを使った方法以外で、効果が期待できる対策を3つご紹介します。

モグラが嫌いな臭いで追い払う

ガムとは反対の発想で、モグラが苦手な臭いを使って対処します。身近なものでしたら正露丸やタバコの煙が効果的です。モグラの本道に正露丸を2,3粒、または火をつけたタバコをトンネル内に入れて、出入り口の穴を塞いでしまいましょう。うまくモグラが暮らしているトンネルに臭いを充満できれば、その場所を嫌って住処を変えてくれます。

しかし、臭いはだんだんと薄くなります。定期的に対策を繰り返さないと、効果が持続しないのが難点です。

 

モグラ捕獲用の罠を設置する

モグラの好物であるミミズをエサにして、食いついたところを捕獲する罠を使う方法です。うまく使えば高い効果が見込めますが、注意点もあります。モグラは絶滅危惧種に指定されており、「鳥獣保護法」の対象です。許可なく捕獲したり、駆除したりすると罰則が課せられるので、事前に各自治体への届け出をしておく必要があります。

また、正しい手順で生捕りにできてからも大変です。モグラは気性が荒いので、噛みついたり、引っ掻かれてケガをするケースもあります。そして、モグラは12時間以上空腹だと餓死します。なので、罠を設置したら頻繁に様子を見に行かないといけません。

 

害獣駆除の専門業者に依頼する

モグラは警戒心が強く、住処となるトンネルも広いので、自分で罠を設置するのは大変です。色々な策を試している間にも、モグラはエサを求めて巣を広げ続け、庭や畑への被害は拡大します。

・一刻も早くモグラを駆除したい
・気性の荒いモグラに遭遇したくない
・自分でいくつか対策してみたけど、効果がなかった

このようにお悩みの方は、ぜひ福島化学松山株式会社へご相談ください。

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