イノシシに遭遇したら?イノシシが出没しても無事に帰る方法

イノシシに田んぼの稲を荒らされる、といった声をよく聞きますが、実際イノシシに遭遇したらどうしたら良いのか分からない人は多いはずです。多くの場合でイノシシは害獣であり、遭遇したら逃げるのが一番です。

今回は、イノシシに遭遇したらどうしたらいいのか、出没しても無事に帰る方法を調査しました。ぜひ、最後まで読んでイノシシの被害を減らしましょう。


イノシシに遭遇したら

イノシシは本来、臆病で大人しい性質を持っています。普通、イノシシが人に出会ってもイノシシの方から逃げるので慌てる必要はありません。ただ、興奮していたり、発情期(晩秋〜冬)や分娩後で攻撃的になっていると、至近距離で突然出会った場合には注意が必要です。事故を防ぐため、イノシシと出会った場合は次のことに注意してください。

慌てず行動しましょう

普通の状態(人を気にしないでゆっくりと歩いている、餌を食べているなど)の場合、イノシシと出会っても慌てず落ち着いて、速やかにその場から立ち去ってください。

もし、イノシシがこちらを見ていたら目をそらさずに後ずさりしながらその場を立ち去ります。また、イノシシの通り道は塞がない様にしましょう。特に、犬を連れている際は十分注意が必要で、イノシシは犬と飼い主を敵と判断し、攻撃してくる可能性があります。

リードを手放して犬と分かれて避難しましょう。

刺激を与えず興奮させないようにしましょう

イノシシと出会った時に、大声を出したり、犬をしかけたり、物を投げたり、棒で追い立てたりするとイノシシが興奮して人を襲ってきます。イノシシが興奮している状態は牙を鳴らして音を出している、毛を逆立てている、地面を引っ掻いているといった時です。イノシシを刺激しない様注意しましょう。

うり坊を見かけても、近づいてはいけません

イノシシの子どもであるうり坊を見かけても、かわいいからと不用意に近づいてはいけません。近くにうり坊の母親イノシシがいる可能性があり、危険です。

餌を与えてはいけません

イノシシに餌を与えると、民家の近くに居着いてしまう可能性があります。小さな子どものイノシシでも、餌は必ず与えない様にしてください。

また、民家の近くにイノシシの餌となる野菜くずなどを放置すると、イノシシの餌場になってしまう可能性があるので放置しないでください。

イノシシの視線から隠れよう

背を向けず、ゆっくりと、電柱や街路樹、塀などのかげに隠れましょう。傘があれば傘を広げて隠れるのもありです。

広げた傘は動かさず、座って体が見えないように隠れると効果的。何人かで集まって、傘で亀の甲羅のように壁を作るのも効果ありです。

できるだけ高いところ、上に逃げましょう

イノシシは高くジャンプしてまで襲ってくる事はありません。塀の上や植え込みなど、イノシシより少しでも高い所に逃げるのもありです。

車で遭遇したら

車で遭遇した場合、路肩に寄せてハザードランプを点けます。イノシシが去るのをじっと待ち、突進してきたらバイクや自転車の場合は乗り物を盾にして身を守り避難しましょう。車の場合でも車内から出ない様にしてください。

車から出てしまうと、相手も驚いて逃げ回り、蹴られたり追突されたりして負傷する可能性が高まります。もしも、車を損傷した場合は事故として警察に連絡しましょう。


イノシシの弱点は鼻だけど逃げるのが一番

一般的にイノシシの弱点は鼻と言われています。その通り、鼻が弱点なのですがイノシシは70kgの岩も動かすほど頑丈で、ピンポイントで狙う事はほぼ不可能です。

それではどうしたよいのかというと、イノシシはくまよけ鈴で避ける効果があります。イノシシはくまよけの鈴が鳴っていたり、大勢で人間が話している声を聞くと逃げていきます。


どうしても近づいてしまったら

イノシシに遭遇し、どうしても襲われそうになるほど近づいてしまった時の対処法です。イノシシは人の急所である太ももの内側を狙ってきます。足を閉じて急所(太ももの内側)を守る防御の姿勢をとりましょう。

また、反撃はやめてください。反撃する限り、いつまでも攻撃してくる可能性があります。反撃することなく、急所を守ることに専念してください。


福島化学松山株式会社へお問い合わせください

イノシシに遭遇してしまったらどうしたらいいのか調査をしました。イノシシに勝つ方法はこれといってある訳ではなく、イノシシの弱点を狙うことは現実的ではありません。

しかし、イノシシが出没しても無事に帰る方法はあり、イノシシに遭遇しても落ち着いている事が重要です。また、イノシシにはくまよけ鈴で避けることもできます。

イノシシに遭遇する前に対策を打ちたい。
無事、家族が過ごせる環境を作りたい。

とはいえ誰でもできる事ではないので、害獣のプロへご相談ください。福島化学松山株式会社が丁寧に対応いたします。