カタツムリの駆除方法3つを解説!今すぐできる対策についても紹介

 


屋外にある植物がいつの間にか穴だらけになっていたり、花が半分枯れてしまったりすることがあります。カタツムリはかわいい見た目とは違い、植物を枯らしてしまう害虫です。今回はカタツムリについて、駆除方法や発生させない対策について解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください。

カタツムリはどのような生き物?

カタツムリは陸に生きる巻貝の通称で、特定の分類群の生物を指す言葉ではありません。厳密な定義がある訳ではなく、私たちの想像するカタツムリの形をした陸貝はすべてカタツムリと思っても差し支えないです。

カタツムリは貝の仲間、つまり軟体動物です。タコやイカなどと同じグループに入ります。
軟体動物はタコやイカが属する頭足類(とうそくるい)、アサリやカキが属する二枚貝、ツノガイが属する堀足類(ほりあしるい)、タニシやウミウシが属する腹足類など、更に細かく分かれます。その中でも唯一陸上に上がっている、腹足類に含まれるのがカタツムリです。

カタツムリによる被害は?

植物体のやわらかい部分・花弁・新芽や若い葉を好んで食害します。食害された部分は穴が開くため、せっかく咲いた花が台無しになります。年に1回しか咲かない洋らんなど特に被害は甚大です。幼苗期の被害は著しく、苗そのものが食べられたり生育が止まったりします。

また、苺は地面の近くに実るため、穴を掘ったように食べられます。新芽部分が軽く食害された場合、葉が育成するとともに葉に穴が開いてくることもあるため注意が必要です。

カタツムリの駆除方法

ここではカタツムリの駆除方法について3つを解説します。それぞれの方法を取り入れ、カタツムリが大量発生する前に駆除してしまいましょう。

農薬を使って駆除する

カタツムリやナメクジといった生き物は、鉢やプランターの裏などのジメジメした薄暗い場所を好んで生息しています。カタツムリが大量に発生する前に、歩いた跡に残る粘液をたどって一つずつ捕獲する方法もあります。

しかし、大量に発生してしまった時は、不快害虫速効シャワーやナメ退治ハウス、ナメナイトやナメトールといった有効な農薬をまいて駆除してしまいましょう。

また、シャワータイプやハウスタイプ、スプレー、粒剤と農薬の種類も様々なので、育てている植物と相性の良いものを選びましょう。

ビールトラップを設置して駆除する

農薬を使いたくない時は、ビールトラップを作って駆除できます。トラップと言っても複雑な作業は必要なく、ガラス瓶など深めの容器に10cmくらいビールを注ぎ入れ、カタツムリを見かけた場所に置くだけです。

カタツムリがビールの匂いに誘われてトラップに近づきます。そのまま中に落ちて溺れてしまう仕組みです。さらにビールにイーストを加えると、より高い効果が得られると言われています。

ただ、ビールそのものに殺虫効果はなく、ビールを舐めた後にそのまま逃げてしまうカタツムリも居ます。トラップ付近に生息しているカタツムリしか寄ってこないので、大量発生する前に複数のトラップで駆除してしまいましょう。

熱湯を浴びせて駆除する

ナメクジの駆除方法で即効性があり、簡単で確実なのは熱湯をかける方法です。熱湯をかける方法はあくまでも近くに農作物や植物がない場合においてのみです。もしもある場合は植物や土を駄目にしてしまいます。

熱湯をかけるとナメクジ体内のたんぱく質が固まり、瞬時に死に至ります。お湯の温度は50度以上が効果的です。跳ねたお湯でやけどをしないように、近くに子どもやペットがいないことを確認し、軍手などで手を保護して行いましょう。

また、フローリングや大理石は変色の可能性があります。家の中で駆除する場合、熱湯をかける材質によっては変色・変質する可能性があるため注意しましょう。

カタツムリ発生の対策

カタツムリ発生の対策は、大量発生して駆除する前に行いましょう。

定期的な掃除でジメジメした暗い場所をつくらない

カタツムリは腐敗した有機物を好むため、庭や花壇、鉢やプランターの落ち葉を放置しておくのはNGです。これらはカタツムリにとって絶好の住みかになります。定期的な清掃をして、ジメジメした暗い場所を作らないようにしましょう。

銅を嫌う性質を利用する

鍋から発生する銅イオンはカタツムリに強い忌避(きひ)効果を発揮します。そのため鉢やプランターに銅テープを貼るのもおすすめです。銅テープは、農薬と同じくホームセンターやインターネットで購入できます。また、銅イオンが忌避効果を発揮する理由から、10円玉をおいておくことも一つの方法です。

使用後のコーヒー豆の糟を土に混ぜる

カタツムリはカフェインを嫌う性質があるため、飲み終えた後のコーヒー糟(かす)も使えます。コーヒー糟を乾燥させ、土に混ぜます。土に混ぜると本能的にコーヒーを避ける性質のあるカタツムリは寄ってきません。

まとめ:福島化学松山株式会社へ是非お問い合わせください

カタツムリの駆除方法や今すぐできる対策について解説しました。カタツムリは大量発生した後に駆除すると手間が増え、後処理も面倒です。定期的な掃除や銅を避ける性質、カフェインを嫌う性質などを利用して、事前に対策を打っておきましょう。

カタツムリの駆除に時間をかけたくない方。
駆除にかける労力を他のことにかけたい人は多いです。

とはいえ誰に頼めばいいのかわからない。といった場合は福島化学松山株式会社へお問い合わせください。害虫駆除のプロが誠心誠意対応させていただきます。