ハクビシンの生態について知りたい!被害例や対処法についても解説

近年住宅地でハクビシンを目撃することが多くなってきました。そのかわいらしい風貌とは裏腹に、住宅内に住みついたり、田畑を荒らしたりという被害が深刻化しています。そこで今回は、ハクビシンの生態や被害例、対処法についてご紹介します。ハクビシンの被害でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ハクビシンの生態について知りたい

ハクビシンは、イタチやアライグマなどに比べると馴染みの少ない動物でもあります。ここでは、一体どんな動物なのか、生態や外見の特徴、好んで食べている食べ物について見ていきましょう。

 

ハクビシンってどんな動物?

ハクビシンは、ジャコウネコ科の動物でネコのようなしなやかな体つきをしています。体長は1m程度で、4キロほどの体重です。性格は臆病で、自分から人を襲うようなことはあまりなく、本来はひと気の少ない場所で暮らしていました。日本古来より生息していたわけではなく、昭和初期に毛皮用として輸入されたものが繁殖したとされており、外来種の1種でもあります。近年では日本全国で生息が確認されており、地域ごとによって少しずつ大きさや模様、尾の長さの違う特徴があります。

 

10年から20年と長生きすることでも知られており、神様の使いとして縁起の良い動物とされてきました。しかし、近年では糞尿による被害も多く発生しており、駆除を依頼する人が後をたちません。

 

ハクビシンとそのほかの動物の見分け方は?

ハクビシンの外見の特徴としては、鼻筋にある白い線があげられます。アライグマやタヌキと外見が似ていて見分けにくいものの、この鼻筋のラインがあればハクビシンだと断定できるでしょう。また、タヌキの足の指が4本であるのに対し、ハクビシンは5本であることからも見分けることが可能です。尾が細長く、体全体は灰色をしていることが多いようです。

 

ハクビシンの食べ物は?

ハクビシンは、基本的には雑食でなんでも食べるといわれています。野菜や果物も好むため、農作物への被害も多く出ているのです。また、昆虫や鳥類なども捕食します。なかでも、甘いものを好むことが多く、サクランボなどの甘い香りのする果物が被害にあいやすくなっています。

ハクビシンによる被害について

比較的おとなしい性格のハクビシンではありますが、近年では住宅地におりてくることも少なくなく、被害が深刻になっています。ここでは、よく見られるハクビシンによる被害例についてご紹介します。

 

家に住み着く

ハクビシンが小さな穴から屋根裏や床下に入り込み、定住するという被害が後をたちません。同じ場所に糞尿をする習性があることから、悪臭を放ったり、菌を撒き散らしたりする可能性が高くなります。また、そのまま放置していると、大量の糞尿により家が腐ったり傷んだりしてしまい、壁の張り替えやリフォームが必要になることもあるでしょう。一度住み着いてしまうとそこから追い出すことは難しくなるため、専門業者の手で対処を行うことが必要となってきます。

 

畑の野菜や果物、生ゴミをあらす

畑で育てている野菜や果物をハクビシンに食べ荒らされてしまうという被害は多く起こっています。そのほかにも、生ゴミをあさられ、ゴミ捨て場を散らかされたという被害も頻繁に発生しています。

ハクビシンへの対処法は?

多くの被害をもたらすハクビシンですが、対処法としてはどういったことが考えられるのでしょうか。ここでは、自分で行える対処法についてご紹介します。

 

自分でできる対処法を試す

まずは、生ゴミを庭に埋めないようにしたり、廃棄する農作物などを放置しないようにしたりすることが大切です。また、樹木になっている果物についても、残さずにできるだけ早く収穫しましょう。また、そのかわいらしい姿から、餌付けを行う方もいますが、決して餌を与えてはいけません。

 

また、屋根裏や床下に侵入させないためにも、建物にある隙間をしっかり塞ぐことも大切です。縁の下、軒下、換気口などに隙間がないかどうか、もう一度よく確認してみましょう。さらに、庭の樹木が伸びていると、そこを伝って屋根から家の中に侵入する可能性が高くなります。伸びきった樹木は、こまめに剪定することが大切です。

 

早めに駆除業者に依頼する

ハクビシンなどの野生動物を、無許可で捕獲したり駆除したりすることは、鳥獣保護管理法によって禁止されています。また、捕獲することだけでなく、捕獲器を設置することも禁じられています。そのため、実際に被害を受けてしまったという場合には、早めにプロの業者に対策を依頼するのがおすすめです。

まとめ

今回は、ハクビシンの生態や被害、さらに対処法についてご紹介しました。かわいらしい風貌をしているものの、家の中に住み着いたり、田畑を荒らしたりする被害が後をたちません。自分でできる対処法を行った上で、被害にあった場合には速やかにプロの業者に対応を依頼しましょう。

 

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